RR(リヤエンジン・リヤドライブ)の特徴や仕組み

RR=リアエンジン・リアドライブといえば何といってもポルシェ911が挙げられます。カエル顔の独特の曲面で構成されたエクステリアデザイン、空冷エンジンとともにポルシェ911のアイコンのひとつになっています。ポルシェが911においてRRを採用するのは、伝統の継承、ひいてはアイデンティティを確保することによる戦略であることは紛れもない事実ですが、RRは他の駆動方式~FF、FR、MR、4WDにはない特徴を有しています。


まず、エンジンが後車軸の後にあることから加速時において後輪に強力なトラクションをかけることができます。その他、ブレーキングにおいては、前荷重となるため後輪が浮き気味になり車両の安定性を欠くことになりがちですが、後が重いRRではある程度の安定を確保することができます。取り分け、ハイパワーであり、ブレーキングを重視する911が採用する大きな実用上のメリットはこの2点でしょう。その他にも色々な特徴があります。ドイツ軍が第二次大戦当時、ジープに採用した理由のひとつは前から被弾してもエンジンが壊れないからだったそうです。日本では、かのスバルの名車360がRRを採用していますが、後輪駆動が主流だった当時、採用の最も大きな理由は生産コストの問題です。プロペラシャフト等が必要ありませんから部品点数を少なくすることができます。スバルがサンバーで採用したのは、空車時、多分にエンジンがバラストとなってくれるメリットが大きいです。また内燃機関がない前席は真夏の猛暑時でも比較的涼しいという副次的効果もあります。

Comments are closed.

最近の投稿