RR(リヤエンジン・リヤドライブ)が乗用車では一部でしか採用されていない理由

自動車の黎明期、動力伝達技術がまだ未熟であったために、駆動輪である後輪の近くにエンジンを搭載するRR(リヤエンジン・リヤドライブ)方式を採用する自動車がほとんどでした。プロペラシャフトが開発されたころも、まだ重量増の問題や振動の問題があり、さらに乗用車が普及するにつれて、小型化の必要性から効率の良いパッケージングが求められ、その際にRR方式は都合がよく、フォルクスワーゲン・ビートルやミニなどの大ヒット車はこのRR方式を採用していました。


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ところが、自動車技術が進歩するにつれて、RR方式のデメリットが目立つようになってきました。たとえば、リアに重量が集中するために安定性に問題があったり、トランクスペースが確保できなかったり、静粛性も低く、乗用車としては大きな問題となってきました。さらに水冷エンジン車の場合、リアにラジエーターを設置すると走行風を有効活用できず、フロントに設置すると冷却水の配管が長くなり過ぎるという問題があります。そのために、ポルシェ911のような伝統的なスポーツカーやバスなどを除くと、RR方式を採用する乗用車はほとんどありません。なお、2014年にルノー・トゥインゴがエンジンを小型化してリアエンジン搭載車として販売され注目されています。

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