Archive for 2月, 2016

整備の面で難しさがある

リヤエンジン・リヤドライブを搭載している車には、後ろ側へエンジンを設置して稼働率を高めるようなメリットがありますが、メンテナンスの際には特殊な知識や能力を要することが想定されるため、エンジニアにとっては稀有な存在になっています。また従来のタイプと部品が対応しにくいといった側面も持ち合わせているので、何かと苦労する場面も多いのが現状なのです。さらに車内のスペースを広くとりたいという際に採用される内容であることから、現在では大型のバスなど比較的大きな車種が該当していきます。軽自動車など小型化が進行している現在とは対照的な内容となっていくため、製造コストの高い部分をどのように解消していくかが課題になるわけです。


その一方で後ろへエンジンを設置していくことで、冷却の際の負荷をあらかじめ想定しておくことが重要です。走行時の安定さは最重要事項ですが、こういったタイプは定期点検の際のエンジンの取り外しにも時間を要するため、整備においては難しさがあると見られます。整備業者でも印象が違っていくので、快く受け入れてくれるようなところにまずはアプローチしてみることが賢明な判断になるわけです。一長一短を理解することが重要です。

重心が広報にかたよるので高速走行時の安定性が悪い

車は速度を出せば出すほど、前方の方が浮いてきます。それを抑制する為に空気の流れを考えた形にしたり、エンジンを前につけたりしていますが、高速走行では、重心が段々後ろに掛かってくる為スポーツカーなどではウイングをつけたりして安定性を保っているのです。


}PgžxQしかし一般車でウイングをつけて安定性を保っている車は少なく、又後方に荷物や人など荷重がかかりすぎるとこの傾向は更に酷くなります。高速走行時の安定性の大部分はこの車のバランスによって決まってくるので、荷物や人等はできるだけ前方にあるようにしておくことで安定性が崩れることを未然に防ぐという考え方をした方が良いのです。高速走行する際に、例えば雨が降ったり、風が強ければ、この安定性は更に脅かされることになります。後方に偏ると前方が浮き、タイヤが接地面にしっかりとつかないことで、カーブなどでの危険性が増してくるのです。運転中の前方、左右など注意とドライビングテクニックによってフォローする事ができる部分はあっても、最低限このバランスを確保しておくことは、ドライビングの安全性を高めることにとっても大事な知識であり、実践することでより快適な運転を行う事が可能になります。

RR(リヤエンジン・リヤドライブ)のデメリットはコストの高さ

RR(リヤエンジン・リヤドライブ)は車体の後輪部にエンジンを置き、ドライブ駆動も後輪を主体として行う仕組みとなっています。よく言われていることには、FR(フロントエンジン・リアドライブ)よりエンジンの出力を伝えるプロペラシャフトがない分、安いですが、FF車に比べると製造コストがかかってしまうデメリットもあります。


 

以前はRR(リヤエンジン・リヤドライブ)を主流とした自動車が生産されていましたが、最近はこのコストの高さなどの面において、採用されない方式となっています。ただメリットも幾つか存在し、前輪を舵取りだけにして、後輪は駆動するということで役割分担が実現しているので走行安定性も優れています。

また急坂道などでは、エンジンの重みを後輪にかけていることでそのトランクションが働きやすく、そういった面で強い特長もあります。しかも曲がるケースではFF(フロントエンジン・フロントドライブ)車などに比べて、曲がりやすいです。

最も冷却系統は本来、走行中の風を直接、エンジンに当てることで実現しやすいですが、後輪部にエンジンが搭載されていることで、冷却が厳しい点も大きなデメリットです。冷却系が高熱などにより故障しやすくなる面もあり、その分、コストも余計にかかってしまうケースもあります。

走行時のエンジン音が静かなので運転しやすい

RR車はリアエンジンでリアドライブのことを言い、エンジン自体が車体の後部に存在し、駆動方式が後輪であることを言います。重量物が後ろに存在するため、発進時が滑らかに可動することが可能で、停止する時にかかるブレーキが四輪に均等にかかるので、走行安定性にも優れているメリットがあります。

なおかつフロントタイヤは、舵取りでの機能を有し、もっぱら後輪による駆動を実現するため、その分馬力が出やすい特長もあります。しかも急坂道などでにも対応することが出来るのも強みです。


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車体の前部にエンジンが存在しないためキャビンを広くとることが可能となったり、前部の重心を低い自動車にできるなど、余裕を持った空間を実現しやすいです。ただ後輪にエンジンが存在するため、トランク部分のスペースの確保が難しくなる難点もあります。

なお一番の優れた点は、走行時のエンジン音が非常に静かで運転者にとって騒音を感じない点です。その理由は、座席の後方にエンジンを置いてあるため、音が進行方向の前方まで響かないで座席に乗っても音をほとんど感じないで静かとなります。

ただ現在の日本車でRR車として採用している自動車はかつては見られましたが、現在はほとんどないです。もっぱら海外製の自動車しか搭載されていないのも特徴となります。

 

 

発進時やブレーキングの安定性に優れていてスリップしにくい

RR(リヤエンジン・リヤドライブ)のメリットの一つには後輪にエンジンを搭載しているため、その重心が後輪にかかりトラクションが働くのでタイヤがスリップしにくい面があります。その効果については、坂道や雪道などに強いという特徴も持っています。

特にFR車やFF車などでは雪道などの悪路の状態だとブレーキをかけた時に、後方が軽い分だけ車体が横触れしてしまうリスクがあります。RR(リヤエンジン・リヤドライブ)なら後部に重心がかかるので、ブレーキをかけても横ブレするリスクが少ないです。

またブレーキを踏んだときのブレーキングの利きも良く、四輪にバランス良くブレーキがかかるので安定性も優れた特長もあります。それだけでなく、発進時の急な加速や停止でも車体のブレなども少なく、スムーズな乗り心地で走行できるのもメリットです。


 

なお自動車のコーナーリングは、駆動の場所によって異なると言ってよいです。前輪駆動と後輪駆動でハンドルを切った場合を考慮すると、前輪でハンドルを切った場合の方が後輪から前輪までの距離の分だけ大回りすることとなります。

一方、後輪駆動のケースでは前輪から後輪までの距離の分だけ小回りが利くこととなり、その分、曲がりやすかったり、停車もしやすかったりすることも多いです。スポーツカータイプの自動車、バス、トラックの大型車にとっては都合も良く、ほとんどがRR(リヤエンジン・リヤドライブ)を採用しています。

 

 

 

 

RR(リヤエンジン・リヤドライブ)がスポーツカーなどに向いているメリット

先ずリアエンジン・リアドライブとは、後輪軸より後ろにエンジンがマウントしてある駆動方式を指します。この駆動方式ではポルシェが有名ですが、これが何故スポーツカーに向いているかと言うと、最大のメリットはブレーキ性能にあります。


}PgžxQ通常、自転車でもバイクでも前に進む乗り物は、制動(止まる行為)すると前側に加重が掛かる為、6:4ぐらいでフロントにブレーキが利くように調整されております。また安価な自動車も前輪がディスクブレーキであるにも関わらず、後輪はドラム式になっていることもしばしば見受けられます。では後ろにエンジンがあったらどうでしょう?車の重量はエンジンが大半を占めます。つまり止まる際にフロントヘビーにならずに止まる事ができます。次のRRのメリットとして、例えばFRを例に取ると、前部にエンジンがあり、動力を後輪に伝える為にドライブシャフトが必要になります。これはスポーツカーならではの軽量コンパクト設計にデメリットとなります。車重が重いと燃費も悪くなります。また、RRは駆動綸そばに動力があるため、トラクションが効率よく伝達します。スポーツカーを極めると必然的にRR、若しくはMRが理想のエンジンレイアウトとなるのです。

運転席を高く上げずとも床面積を広くとれ、軽量

RR(リアエンジン・リアドライブ)とはリアにエンジンを搭載し、リアタイヤを駆動させる自動車のことを言います。運転席後方にエンジンを搭載しているMR(ミッドシップエンジン・リアドライブ)と混同されやすいのですが全くの別物。RRは運転席後方ではなく車体後方にエンジンを搭載し、前輪が舵、後輪が駆動と役割が分担されているのが特徴です。


エンジン近くのタイヤが駆動する為、駆動力をタイヤに直接伝えやすく、高い馬力にも対応できます。フロントにエンジンがない為、前方を低くとるスポーティなデザインが可能。また、前方が軽いため軽快なハンドリングを実現できるのです。しかしメリットばかりではありません。車の重量物が後方に搭載されるので、当然重さは後ろに偏ることとなります。その為、前輪の接地感が少なくなったり、直進安定性が悪いなどのデメリットが生まれます。またエンジンが後方に搭載されているので、走行風が当たりにくくオーバーヒートもしやすくなります。このようにマニア向けな仕様であるため、現行の乗用車では、殆ど廃れてしまいました。しかし現在ではバスで多く採用されているのを見かけます。エンジンが車体後方に搭載されるので、タイヤとタイヤの間が長いバスでは床面積が取りやすくなり、床がフラットにできるのです。何よりも運転席を高く上げる必要がないため、運転席真下の死角が減り事故防止にもなります。乗用車ではトランクのスペースが取りにくい、といった問題がありましたが、バスなら車体中央に大型のトランクを設置することが可能なため、理に適った構造であると言えます。

前輪の操縦性と室内の広さ両方を叶える

RR(リヤエンジン・リヤドライブ)は、現在の一般的な自家用車ではそれを採用していることはほとんどありませんが、一部のスポーツカーや大型バスなどで採用されています。特に大型バスなどではエンジンをフロント部分に搭載しなく後方部にエンジンを置くため、前方の床面積を広く取ることが出来るとして、その利点を活かすことが出来ます。

エンジンは比較的に背の高い特徴を持っていますが、フロント部にエンジンを設置すると運転席を高くする必要性が生じます。しかし、エンジンは後方部に設置することとなるため、運転席を高くする必要もありません。


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また床面積が広くなれば室内空間を余裕を持った造りと出来るので、多くの人数の乗車を可能とします。また前方部のサスペンションの自由度も利くことから乗降する時にはそれを下げて、乗降しやすくする機能を取り付けることも可能となります。

現在では段差をなくすことが出来るので、昇り降りが難しい高齢者や障害者の車椅子の昇り降りといったシーンでも有効です。また重いエンジンが前方にないことから操縦性にも優れ、ハンドルも軽いので切りやすい面もあります。

前輪の操縦性と室内の広さ両方を叶えることが出来るとして、バスを製造する上ではRR(リヤエンジン・リヤドライブ)はなくてはならない方式となります。

 

 

RR(リヤエンジン・リヤドライブ)の特徴や仕組み

RR=リアエンジン・リアドライブといえば何といってもポルシェ911が挙げられます。カエル顔の独特の曲面で構成されたエクステリアデザイン、空冷エンジンとともにポルシェ911のアイコンのひとつになっています。ポルシェが911においてRRを採用するのは、伝統の継承、ひいてはアイデンティティを確保することによる戦略であることは紛れもない事実ですが、RRは他の駆動方式~FF、FR、MR、4WDにはない特徴を有しています。


まず、エンジンが後車軸の後にあることから加速時において後輪に強力なトラクションをかけることができます。その他、ブレーキングにおいては、前荷重となるため後輪が浮き気味になり車両の安定性を欠くことになりがちですが、後が重いRRではある程度の安定を確保することができます。取り分け、ハイパワーであり、ブレーキングを重視する911が採用する大きな実用上のメリットはこの2点でしょう。その他にも色々な特徴があります。ドイツ軍が第二次大戦当時、ジープに採用した理由のひとつは前から被弾してもエンジンが壊れないからだったそうです。日本では、かのスバルの名車360がRRを採用していますが、後輪駆動が主流だった当時、採用の最も大きな理由は生産コストの問題です。プロペラシャフト等が必要ありませんから部品点数を少なくすることができます。スバルがサンバーで採用したのは、空車時、多分にエンジンがバラストとなってくれるメリットが大きいです。また内燃機関がない前席は真夏の猛暑時でも比較的涼しいという副次的効果もあります。

RR(リヤエンジン・リヤドライブ)が乗用車では一部でしか採用されていない理由

自動車の黎明期、動力伝達技術がまだ未熟であったために、駆動輪である後輪の近くにエンジンを搭載するRR(リヤエンジン・リヤドライブ)方式を採用する自動車がほとんどでした。プロペラシャフトが開発されたころも、まだ重量増の問題や振動の問題があり、さらに乗用車が普及するにつれて、小型化の必要性から効率の良いパッケージングが求められ、その際にRR方式は都合がよく、フォルクスワーゲン・ビートルやミニなどの大ヒット車はこのRR方式を採用していました。


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ところが、自動車技術が進歩するにつれて、RR方式のデメリットが目立つようになってきました。たとえば、リアに重量が集中するために安定性に問題があったり、トランクスペースが確保できなかったり、静粛性も低く、乗用車としては大きな問題となってきました。さらに水冷エンジン車の場合、リアにラジエーターを設置すると走行風を有効活用できず、フロントに設置すると冷却水の配管が長くなり過ぎるという問題があります。そのために、ポルシェ911のような伝統的なスポーツカーやバスなどを除くと、RR方式を採用する乗用車はほとんどありません。なお、2014年にルノー・トゥインゴがエンジンを小型化してリアエンジン搭載車として販売され注目されています。

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